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白虎神王

Author:白虎神王

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◆赤頭巾村  ⑧「決意と鼓」
朝になると激しかった雨はやんでおり、流星は安心しました
再び太陽を見れないような、そんな気がしていたのです
広場に向かおうと外に出た時、隣の屋敷が騒がしい事に気がつきました
また誰かが襲われたのでしょうか

急いで駆けつけると庭先で横たわる《 ヨスノ 》の姿がありました
そこには一本だけ季節外れの桜が咲いていて
桜の花のように淡く儚いヨスノの最後を弔っているように見えました





広場の会議でゆうがが神妙な顔つきで話し出しました
《 イナーホ 》は村人だったとの占い結果のようです
イナーホは誠実でしっかり者の青年です

今までの占いでは全て村人判定ばかりです
そろそろ狼や狐を占いで当てて欲しいとの意見が多数でて
ゆうがに焦りと戸惑いが見えます
まだ村人と判定されていない人達に疑いの眼差しが向けられています
あとどれくらい狼と狐は村人の中に潜んでいるのでしょう

モァが気になっているのはユーキとモッチのようです
その視線に気がついたのか、モッチの表情がにわかに曇り
早く狐か狼を探さそうよと話し出しました
自然とユーキの周りに人が集まっています
突然ユーキは村人たちに抱えられ、森の奥へと連れて行かれました
そして広場へと戻ってきたのは、両手がダラリと垂れたユーキでありました
ユーキは本当に狼だったのでしょうか

昨日のアラシィの姿を見て、流星の心の中で何かが変わりました
アラシィが村人に伝えたかったもの
それが流星の心の中に芽生えはじめたようです
人の背中に隠れているだけじゃいけない、自分で出来ることを探そうと決意しました
もうそこには闇に怯えていた流星の姿はありません
雲の切れ間から明るい日差しが流星を暖かく包みました
天が流星に微笑んでいるようにも見えました

今夜から流星は亡くなった村人たちの魂を鎮めるべく
追悼の儀をすることにしました
お世辞にも上手とは言えない鼓の音でしたが
心の中へと染み込んでくる音色でした

屋敷へ戻ってくると、狼の遠吠えが聞こえてきます
追悼の儀の余韻が残っているのでしょうか
今夜の遠吠えは悲しく泣き叫ぶように聞こえました
 
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テーマ:自作小説 - ジャンル:小説・文学

2006-11 赤頭巾村 | 20:00:00 | Trackback(0) | Comments(1)
コメント
(´・ω・`)
ゆーきたん…(´・ω・`)

早く狼見つけろあたしっ! そしてノロウイルスにやられますた。

熱でチネソウデス(´・ω・`)

このまま寝まする ||寝室||Ю o(▽` o) =3 =3 =3 オヤスミー♪
2006-12-14 木 21:32:44 | URL | ゆうが [編集]
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