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白虎神王

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~第7幕~
突如、現れた大きな影が鋭い爪から私を護ってくれていた

その影を見てマテンローが吼える
『ダニエル遅いぞ どこで遊んでいたんだ』

私は術の詠唱を続けていた
『 … 不成就也 』
青い輝きが私の手のひらに集まってくる

術の詠唱に合わせるように
ダニエルは爪を払い除け、横へ飛ぶように移動する
  



 
私は目の前にいる《それ》に青い光を放った
『 吹雪 』
大気までもが凍りつく

先程まで《それ》がいた場所に大きな氷の彫刻が出来上がっていた

ダニエルが静かに皆に問いかける
『この黒く毛深いのが人狼だったのですか?』

私は自分に言い聞かせるように答えた
『人狼… そう… これが人狼でした』

人狼は全身が硬く黒い毛に覆われており
荒々しく開いたその口には鋭い牙があった

緊張が解けたのかロウガは崩れるように座り込んだ
『こいつ強かったですね』

マテンローが氷の塊を叩いている
『まぁ 俺の敵では無かったがな』

私の口元にも笑みがこぼれていた
『倒したのは私ですよ マ・テ・ン・ロ・ー・さん』

ダニエルが拳を固く握りしめ、熱く語りだした
『みんなが力を合わせたから勝てたのです』
『私たちの絆の勝利ですよ』
臭いセリフを真顔で言えるダニエルであった

皆の笑い声が夜空に響き渡る

その直後のことであった
マテンローが後ろに飛びのき叫んだ
『まだだ!』

大きな破壊音のあと
私の目に映っていたのは
血だらけでうずくまるロウガの姿でした…
 
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テーマ:自作小説 - ジャンル:小説・文学

ダニエル鍋 ・ 陽炎の章 | 19:57:36 | Trackback(0) | Comments(0)
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