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白虎神王

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◆超極寒村  ③「予言書」
その異変は北の最果ての村で起こりました

永久凍土の大地に孤立するこの村は
夜になると海の水はもちろん、火までも凍ってしまうほどの寒さです
村の異変に気がついたのは今朝でした
海が赤く染まっていると村人たちが騒いでいました
一年中溶ける事のない氷の海が真っ赤に光っていました
不安に襲われている中、大地が小刻みに揺れはじめました
村から逃げ出そうにも周りはどこまでも続く永久凍土と冷たい氷の海しかありません
その大地の揺れは一日中続きました

そして夜になり、遂に天までもが赤く染まりはじめました
何か悪い事が起きる前兆なのでしょうか
村人たちは恐怖の渦に飲み込まれ、ただ泣き崩れるしかありません
赤く染まった天からひと筋の光が村の広場へと差し込みました
その光の帯の中に何か影のようなものが見えはじめ地上へと近づいてきます
村人たちは呆然と天からの光を見つめています
その影が広場へと降り立ちました
 


 
光の中から現れたのはミツャスです
状況が分からず、自分の体をそして村人たちを不思議そうに見渡しています
天と海から赤い輝きが消え、大地の揺れも治まりました
その時です 村人の一人がつぶやきました
「 武人様だ… 予言書の聖なる武人様が舞い降りてきたぞ! 」

この言葉をきっかけに、村中が大騒ぎになりました
どうやらこの村には、古から伝わる予言書があるようです
その予言書の一節に

『 大地が震え、天海が赤く輝く時 聖なる武人が舞い降りる 』

と記されており

今回の村の異変と状況が一致するのです
村人たちはミツャスを予言書の武人様と信じ込んでいます
予言書には続きがあり

『 人狼と妖狐 人に紛れ、暗黒の世界が訪れる 』

『 悪なる心に支配されし狂人 人狼にひれ伏し 暗闇へ進む 』

『 善なる能力に目覚めし者達 暗闇を吹き飛ばす 』


もし、この予言書に記されている事が真実ならば
村に人狼と妖狐が紛れ込んで、村人たちに襲いかかると言う事になります
そして人狼に力を貸す【 狂人 】までもいると言う事に…
いったい この村はどうなってしまうのでしょうか

しかし、人狼に対抗するべく能力者も現れているはずです
善なる能力について記されていた一節には続きがあり


『 太陽が沈みし暗闇の刻 生ある者の正体を見極めし占い 』

『 占われし妖狐 赤き聖なる光の力で浄化されり 』


この一節は【 占い師 】について記されており
生きている人の中から人か狼か正体を占える能力です
そして狐を占うと聖なる力で退治できると言うのです


『 太陽が沈みし暗闇の刻 生なき者の正体を見極めし霊媒 』

この一節は【 霊媒師 】についての記述で
亡くなった方の中からその正体を見極めることができる能力です


『 太陽が沈みし暗闇の刻 人狼の牙から 守護する盾となりける狩人 』

この一節は【 狩人 】という能力について記されており
狼から村人が襲われる事を防げるようです


『 太陽が沈みし暗闇の刻 言葉使わず 互いに心を伝えし双子達 』
 
この一節は【 双子 】能力について書かれており
特別な道具や言葉を使わずに、離れた場所にいる者と
心の中で交信することができる能力です


この善なる能力で人狼にそして妖狐に立ち向かう事ができるのでしょうか
村人たちは聖なる武人様の力を期待しているようですが
ミツャスには何の能力もありません
しかし、そんな事はお構いなしでミツャスは村の武聖殿へと導かれました
いきなり見知らぬ村に飛ばされ、予言書の武人様と崇められてミツャスは困惑しています

今夜は激しい吹雪が吹き荒れていました
ミツャスの不安を煽るような吹雪が…
 
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2006-11 超極寒村 | 20:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
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