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白虎神王

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ミニネコ村 ③
 
★桃太郎編★ 

村の空はどんより雲に覆われています

昨夜ビャッコが襲われた話を聞き、村人たちの心は沈んでいました

ダニエルさんは水晶玉を磨いています
「桃太郎さん 今日は誰を占いましょうか」

桃太郎はピカピカに磨かれた水晶玉を見ながら答えました
「そうですね 今日はダニエルさんを占ってください」

ダニエルさんは驚きました
「私を占うのですか?」

赤い羽織袴を着たハィパがうなづいています
「私もダニエルさんがちょっと気になりました」

村人たちはざわざわと騒ぎはじめました

ダニエルさんは額の汗を拭いています
「ごめんなさい 自分を占うことはできないのです」

「そうですね、では代わりにキキョーさんを占いますね」

桃太郎は困惑の表情を浮かべています
「占うのはキキョーさんじゃなくて…」


ダニエルは水晶玉に向かって呪文を唱えました
《 ~おにくおなべねこにく~ 》

「キキョーさんも村人と出ました」

桃太郎は残念そうです
「では、ミツャスさんを占ってください」

ダニエルは水晶玉を袋にしまいました
「ごめんなさい 1日に1回しか占えないのです」

「明日ミツャスさんを占ってみますね」

夕焼け空ではカラスが鳴いていました

そわそわしているハッシーをキキョーが気にしています

どうやらハッシーはお腹がペコペコのようです
「桃太郎さんお腰につけたきびだんご一つ私にくださいな」

桃太郎は2人目のお供を見つけたようです
「では鬼退治についてきておくれ」

ハッシーは大きな口で、きびだんごを噛まずに丸飲みしました

するとその姿が狼に戻りました
ハッシーの正体は人狼だったようです

桃太郎は人狼のハッシーを二人目のお供にしました

さっそく道場で桃太郎はミニネコとハッシーを相手に剣術の稽古をしています


今夜も人狼が夜道を動きだしました
その怪しい足音は美己の家で止まりました

人狼の大きな牙が容赦なく美己の首元に噛みつきます

美己は助けを求めるようにお月様に手を伸ばし、
そのまま動かなくなりました

暗い夜道を人狼の足音が楽しそうに唄っていました 
 



 
★太郎さん編★ 

空に黒い雲が出てきました

昨夜ビャッコが襲われたと言う話を聞いて屋敷は大騒ぎです

早速、昨夜の占い結果の発表があるようです
「キキョーさんも人間でした」

太郎さんは驚きました
「昨夜はキキョーさんを占ったのですか?」

ダニエルさんは何故か誇らしげに答えました
「はいそうですよ」

赤い具足鎧を着たハィパが首を傾げました
「どうしてキキョーさんを占ったのですか?」

皆は口々に騒いでいます

ダニエルさんの額からは滝のような汗が流れています
「い、いえ ちょっと気になったので…」

太郎さんは困惑の表情を浮かべています
「占って欲しかったのははキキョーさんではなくて…」

キキョーはダニエルを見つめました
「では明日はミツャスさんを占って欲しいです」


屋敷の外が薄暗くなってきました

そわそわしているハッシーをキキョーが気にしています

太郎さんは雁皮紙をかざし朱い砂をハッシーに投げつけました
ハッシーは悲鳴をあげて人狼の式符へと変わりました
そうですハッシーは物の怪でした

太郎さんは、とても嬉しそうに黒色の式符を袋へしまいました

さっそく太郎さんは屋敷のネズミ相手に式符の出来具合いを試しています

今宵も人狼が暗闇をうごめいています
その恐ろしい足音は美己の屋敷の前で止まりました

人狼の鋭い牙が容赦なく美己のノドに喰らいつきます

美己は助けを呼ぶこともできず息絶えました

影と闇の狭間を人狼の足音がいつまでも響いていました
 
 
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2007-10 ミニネコ村 | 20:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
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