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白虎神王

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◆赤頭巾村  ⑩「月夜の影」
今朝は雲ひとつない晴天で太陽がとても眩しく感じます
残りの狼が見つかると良いのですが
占いの結果が気になり、朝食を早々とすませて広場へと走り出しました

広場にはまだ誰も来ていないようです
早く来すぎたようです、暫く皆をここで待つ事にしました
流星は広場の端の方で土が盛り上がっている所があるのを見つけました
昨日までは何もなかったはずなのですが

広場には村人たちが集まって来ました
流星は皆に土が盛り上がっている場所を指で示しました
村人と流星はその場所へと近づきました
よく見ると指先が少し見えていて誰かが埋まっているようです
慌てて皆で土を掘り返しました
そこにいたのは血の気が失せたイナーホで、ノドには狼に噛まれた跡がありました
なぜ土に埋めたりしたのでしょうか
流星はとても気になりましたが、その答えは狼しか知りません


 
イナーホを弔い、広場へ戻ると村人は全員集まっていました
今朝のゆうがは何かを見つけたような表情をしています
占いの結果のようです
ビャッコを指差し、狼だったと話し出しました
村人たちは慌ててビャッコを捕らえて、逃げられないように縄で縛りました
ゆうがの話は続きます
ビャッコから仲間の狼を聞き出そうと言う作戦でした
しかしビャッコは終始無言でなかなか口を割りません
村人から狐もまだ残っているのでは?と意見が出ています

狐に関しては、ゆうがにも気になる村人がいるようです
それは《 ルィ 》です
ルィは体格の良い社交的な青年です
会議での口数が非常に少なく、
狐が目立たないように様子を伺っているように見えると言うことです
自分が疑われている事を知って慌てて反論するルィでしたが
昨日は狐、そして今日は狼を見つけ出している
ゆうがの意見に反対する者はいません

ルィは村人たちに囲まれ、そのあと低い悲鳴が広場に響き
動かなくなったルィの姿がそこにありました

ビャッコは縛られたまま流星の屋敷へと連れてこれらました
逃げられないように[ まどろみの儀 ]で眠らせたようです
今夜は雲ひとつなく月がとても綺麗です
月夜の村で人影が流星の屋敷へと忍び寄っています

月明かりに伸びる影が笑っているようにも見えました…
 
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テーマ:自作小説 - ジャンル:小説・文学

2006-11 赤頭巾村 | 20:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
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