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白虎神王

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だにえるなべ 第8話
突然、海斗は羽を大きくひろげ羽ばたきました

部屋を旋回し始めたと思った瞬間、こちらに向かって猛スピードで急降下してきました

ダメだ!ぶつかるっ!

僕は咄嗟に頭を両手で覆い目をつぶりました

…しかし何事も起きません

ゆっくりと目を開けて指の隙間から覗き込みました

隣のオジサンの頭の上に海斗がちょこんと乗っていました
『ケンカはダメですよ!』

『また騒ぎを起こすようなら、もうゲームに招待しない約束でしたよね!』


先程までのとぼけた感じの海斗ではなく、とても厳しい目つきでオジサンを見つめていました

『い、いや… ケンカなんてしないです…』

オジサンは海斗の迫力に萎縮したのかおとなしくなりました


日焼けのお兄さんはその様子を見てニヤニヤしています

海斗はオジサンの頭の上から飛び立ち、元の位置に戻りました
 



 


『んーと、では説明を続けますよ 次は村人チームの双子です』

『双子に割り振られるのは二人です』

『その能力ですが、双子同士は夜フェーズの間だけ話をする事が出来ます』

『村人チームで夜フェーズにも話が出来るのは双子同士だけになります』

『もちろん昼フェーズは皆さん自由にお話ししていいです』


僕には、その能力の良さがいまいち理解出来ません

『ケロちゃんー 双子って何を話するのかな??』

『自己紹介とか?』

ケロちゃんは溜め息混じりに僕を見つめた

『何を? って決まっているだろう』

ケロちゃんは何故か渋い声で話しだしました

『最初に説明があっただろう』

『村人チームは敵も味方も分からない状況でスタートするわけだ』

『その状況を打破するために話をするんだよ』

僕はメモを取ることも忘れ話を聞いていました

『つまり! 誰が人狼で、誰が妖狐なのか推理するんだ』

『そして、どうすれば勝てるか!を相談すれば良い』


その時、僕は何か形容しがたい違和感に包まれていた
『…… …』

ケロちゃんは僕の反応が薄い事に気がついた

『どうした? 何か分からないところがあるのか?』

ケロちゃんはとても不思議そうな表情を浮かべています
『ケロちゃん…』

ケロちゃんのノドが鳴りました
『ゲコッ』


『話のオチは無いの?』

ケロちゃんの両頬が膨らみました
『なんでオチが必要なんやぁぁぁ!!』

『俺様は芸人じゃねぇぇぇぇ!!』


…ケロちゃん絶好調です…

 
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だにえるなべ | 20:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
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