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白虎神王

Author:白虎神王

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◆超極寒村  ⑦「真実は霧に隠れて」
村は昨夜からの氷霧に太陽の光が当たり
まるで宝石を散りばめたかの如くキラキラと輝いています

カーノンは本物の占い師だったのか、それとも偽者だったのか
ミツャスはずっと考えて込んでいました
しかし霧の中を彷徨うかのように、答えに辿り着くことはありませんでした

張り詰めた空気の中、村人たちは広場に集まっていました
皆の視線の先にある大きな人影が広場の時間を止めてしまったような錯覚に陥りました
氷柱の中に閉じ込められて、息絶えた《 ビャッコ 》の姿がありました
ノドに牙の痕をつけられて…
 

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2006-11 超極寒村 | 20:00:00 | Trackback(0) | Comments(1)
◆超極寒村  ⑥「冷たい風」
村は朝方から激しい吹雪に襲われていました
外に立っているとそのまま氷の彫刻になってしまいそうな寒さです
なにやら慰霊堂の前が騒がしく、村人たちが集まっています
何があるというのでしょうか
ミツャスも慌てて村人たちの所へと駆けつけました
そこにあったのは、まるで氷の棺に入っているような《 ゆうが 》でした
その首もとには牙の痕が2つ残されていました

冷たくなったゆうがをャンが抱きかかえるように慰霊堂へ安置し
好きだったバラの花に囲まれて嬉しそうな表情にも見えました

会議では人狼に襲われたゆうがについて話し合われていました
何故ゆうがが人狼に狙われたのでしょうか
どうやらチャッキが気がついた事があるようです
 

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2006-11 超極寒村 | 20:00:00 | Trackback(0) | Comments(1)
◆超極寒村  ⑤「成すべき事」
水平線に朝日が顔を出しました
太陽が氷に映りこみ、とても神秘的な雰囲気です
その氷の海をよく見ていると、キラキラ乱反射している所があります
何かそこだけ水平線が妙に盛り上がっている
そんな感じにも見えます

ミツャスと《 モッチ 》そして《 ャン 》の三人で
そのキラキラと光る場所を調べに行くことにしました
何がそこにあるというのでしょうか
ところどころ氷が薄い場所があり、みんな慎重に歩いていきます
こんな冷たい海の中に落ちてしまったら無事に戻ることは出来ないでしょう
その光る場所の近くまで来ると氷に穴が開いていて
そこだけ水面が揺れてキラキラと光っている事がわかりました

しかし三人の目を釘付けにしたのは、その光る水面ではなく
氷の中で静かに眠っているような人影でした
ノドにある狼の牙の痕が痛々しい《 シロー 》の姿でした…
 

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2006-11 超極寒村 | 20:00:00 | Trackback(0) | Comments(1)
◆超極寒村  ④「ここに在る理由」
部屋の中に冷たい一陣の風が入り込み、ミツャスは目を覚ましました
テーブルの上にはパンとスープが用意されています
どうやら《 キキョー 》が食事を運んで来てくれているようです
キキョーはとても温和で料理上手な娘さんです
ミツャスは暖かいスープを飲み、心まで暖かくなったような気がしました

予言書に書かれていた人狼と妖狐について、朝から村の話し合いがあります
今まで多くの天災や事件を的中させていた村人たちはこの予言書を崇拝しているようです

会議はミツャスが睡眠をとっていた武聖殿の中にある大聖堂で行われます
ミツャスが食事を終わらせ大聖堂に入ってきた時には
すでに村人は全員集まっていて話し合いの最中でした
予言書によると、この中に何食わぬ顔した人狼が獲物を見定めしていて
そして妖狐や狂人までもが何かを企んでいるのです
この村人の中に人狼と妖狐は何体ほど潜んでいるのでしょうか
まわりにいる誰もが怪しく見えてしまいます
予言書にはその事も記されていました
 

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2006-11 超極寒村 | 20:00:00 | Trackback(0) | Comments(2)
◆超極寒村  ③「予言書」
その異変は北の最果ての村で起こりました

永久凍土の大地に孤立するこの村は
夜になると海の水はもちろん、火までも凍ってしまうほどの寒さです
村の異変に気がついたのは今朝でした
海が赤く染まっていると村人たちが騒いでいました
一年中溶ける事のない氷の海が真っ赤に光っていました
不安に襲われている中、大地が小刻みに揺れはじめました
村から逃げ出そうにも周りはどこまでも続く永久凍土と冷たい氷の海しかありません
その大地の揺れは一日中続きました

そして夜になり、遂に天までもが赤く染まりはじめました
何か悪い事が起きる前兆なのでしょうか
村人たちは恐怖の渦に飲み込まれ、ただ泣き崩れるしかありません
赤く染まった天からひと筋の光が村の広場へと差し込みました
その光の帯の中に何か影のようなものが見えはじめ地上へと近づいてきます
村人たちは呆然と天からの光を見つめています
その影が広場へと降り立ちました
 

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2006-11 超極寒村 | 20:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
◆超極寒村  ②「魔天狼と九尾」
その部屋では三人の男性が円卓を囲むように座っていました
一人は若く精悍な顔つきをしたおり、笑顔が似合う青年です
一人は体が大きく屈強な戦士を思わせる勇猛な若者で
あとの一人も先ほどの若者に負けないほど背が高く細身で端整な顔立ちの紳士です

若者が荒々しく声を上げながら立ち上がりました
何か納得がいかない様子の若者は、椅子に座っている青年の胸元に掴みかかりました
そして右手の人差し指で天を指差し、「もう一度勝負だ!」と言っているようです
青年は掴みかかって来た手を振り払い、乱れた胸元を正しながら静かに言った
「マテンロー殿 何度でも相手になりますよ」
紳士はそんな二人の様子を不敵な笑みを浮かべ見ているだけです


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2006-11 超極寒村 | 18:00:00 | Trackback(0) | Comments(4)
◆超極寒村  ①「風雲市」
足早に村から村へと走り回っている青年がいました
彼が山を二つ越えた [ 山賊村 ] にようやく辿り着いた頃、朝日が昇り始めました
山賊村と物騒な名前なのですが実際に山賊や野盗団が住んでいる訳ではなく
とても静かで平和な小さな村です
朝から神社に人が集まって話し合いが行われています
どうやら大きな市が今日この村であるようです
市は年に数回行われており、近隣の村人たちがこの山賊村に集まり賑やかに楽しむ行事です
国の名前から [ 風雲市 ] と皆に呼ばれ親しまれていました
様々な名産品、名匠の生産品の出店そして遊戯やオークションなどもあるようです

村の祭事委員であるミツャスは、打ち合わせと前準備のために朝早くから来ていました
打ち合わせを終わらせ、自分の担当する場所の準備へと向かいます
今回の目玉の一つであるオークション広場です
オークションは価値の高い生産品や珍しい貴重な品まで出品されていて毎回人気があります
ミツャスは本番に備え何度も出品者名簿を確認しています
一番最後の頁を見て何故か嬉しそうな顔をしていました


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2006-11 超極寒村 | 20:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
●超極寒村 ~ まえがき ~
前回のダニエル鍋は二回行われていまして
一回目が「赤頭巾村」そして
二回目が「超極寒村」です

超極寒村から新しく加わった方もいます
そして睡魔に負けて去っていった方もいます
 

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まえがき・あとがき | 20:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
●ダニエル鍋 「レシピ」
◆美味しいダニエル鍋の作り方


★材料(20人分)

 Game Master  少々
 
 占い師    1個
      
 霊媒師    1個

 狩人     1個

 双子     2個

 狂人     1個

 村人     適量

 人狼     3~4個

 妖狐     2個位


 ダニエルさん 一つまみ


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ダニエル鍋 レシピ | 20:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
●赤頭巾村 ~ あとがき ~
よーやく『赤頭巾村』完結しました
長かった (TT)/^

物語を書き始めた頃は、全三話ぐらいで終わらせる「つもり」でした
しかし、いざ書き始めると流星と海斗の前置き部分で二話分
ダニエル鍋のルール説明部分で一話分も使ってしまい
既に当初の予定であった三話になっています(ここで少し焦り

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まえがき・あとがき | 20:00:00 | Trackback(0) | Comments(2)
◆赤頭巾村  ⑭「真実は赤い輝きの中に」
赤頭巾村に朝日が差し込みました
広場に集まっているのは、ゆうが、ツチャ、ャンそして流星の四人です

ゆうがが昨夜の占いの結果を話し出しました
ヨゥは村人でした
これで残った全員が村人と判定された事になります
流星は安心のあまり急に体の力が抜けた感じがしました

人狼と妖狐を倒し村には平和が訪れました
しかしその代償はとても大きなもので
たくさんの村人を失った村の悲しみは耐え難いものです
流星がこの村に来た時にいた、たくさんの村人そして海斗は棺の中で静かに眠っています


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2006-11 赤頭巾村 | 20:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
◆赤頭巾村  ⑬「雄たけび」
流星は暗がりの中、目を覚ましました
まだ夜明けまでは時間があるようです
布団の中で横になりながら考え込んでいます
今の状況をもう一度頭の中でまとめてみる事にしました

村で生き残っているのは双子能力者のモァ、
占い師のゆうが、村人と判定されたツチャ
そしてまだ占われていないャンとシローです

妖狐は二体とも倒して封印しています
ビャッコとモッチが人狼である事を掴んで退治しました
狼は四体いたはずなのですが、残り二体の行方は分かっていません
ャンとシローのどちらかが狼なのでしょうか
もしかすると二人とも狼という可能性もあります
 

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2006-11 赤頭巾村 | 20:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
◆赤頭巾村  ⑫「安堵の中」
今までの騒ぎの疲れが出たのでしょうか
狼と狐を倒した安堵からでしょうか 流星はぐっすり熟睡していました

目が覚めると会議が始まる時間になっていました
広場に遅れてやって来ると
ゆうがとハーニバルがまだ来ていないようです
どうしたのでしょうか
流星と同じく寝過ごしているのでしょうか
みんなでハーニバルの屋敷へと向かいました
屋敷の扉が開いており、何かおかしな雰囲気です
部屋の中に入ると布団に誰かかがいるようです
その中で眠ったように亡くなっているハーニバルの姿がありました
ノドを噛み切られ冷たくなった姿で…


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2006-11 赤頭巾村 | 20:00:00 | Trackback(0) | Comments(1)
◆赤頭巾村  ⑪「平和な村へ」
あわただしい物音で流星は目を覚ましました
音のする方向へと慌ててかけつけた時
短い悲鳴と共に黒い影が庭へと走り去って行きました
部屋がムチャクチャに荒らされています
嫌な予感がした流星は、急いでビャッコを捕らえている部屋へと向かいました
しかしビャッコは何事もなかったかのように寝ています
まどろみの儀の効果は解けていないようです

ビャッコを捕獲している部屋は[ 加護の儀 ] によって
侵入者に怪我を負わせるようにしてあったのです
もしかすると仲間の狼がビャッコを助けに来たのでしょうか
侵入者の正体は分からないままです
扉には鋭い爪で引っかいた跡がいくつもありました
 

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2006-11 赤頭巾村 | 20:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
◆赤頭巾村  ⑩「月夜の影」
今朝は雲ひとつない晴天で太陽がとても眩しく感じます
残りの狼が見つかると良いのですが
占いの結果が気になり、朝食を早々とすませて広場へと走り出しました

広場にはまだ誰も来ていないようです
早く来すぎたようです、暫く皆をここで待つ事にしました
流星は広場の端の方で土が盛り上がっている所があるのを見つけました
昨日までは何もなかったはずなのですが

広場には村人たちが集まって来ました
流星は皆に土が盛り上がっている場所を指で示しました
村人と流星はその場所へと近づきました
よく見ると指先が少し見えていて誰かが埋まっているようです
慌てて皆で土を掘り返しました
そこにいたのは血の気が失せたイナーホで、ノドには狼に噛まれた跡がありました
なぜ土に埋めたりしたのでしょうか
流星はとても気になりましたが、その答えは狼しか知りません

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2006-11 赤頭巾村 | 20:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
◆赤頭巾村  ⑨「歓喜そして封印」
小鳥たちのさえずりで流星は目を覚ましました
この村に来てから初めて小鳥を見たように思えました
小鳥は毎朝ちゃんと庭で遊んでいたのですが
昨日までの流星には周りの景色などを見る余裕がなかったのでしょう

流星が広場に着くと皆は狼や狐について話し合っていました
そこに割って入るように、満足気な表情のゆうがが話を切り出しました
そのゆうがの後ろには壺が置いてあります
大人がすっぽり入れるくらいの大きな壺です
何が入っているのでしょうか
堅く閉められいてた蓋をゆうがが開けました

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2006-11 赤頭巾村 | 20:00:00 | Trackback(0) | Comments(1)
◆赤頭巾村  ⑧「決意と鼓」
朝になると激しかった雨はやんでおり、流星は安心しました
再び太陽を見れないような、そんな気がしていたのです
広場に向かおうと外に出た時、隣の屋敷が騒がしい事に気がつきました
また誰かが襲われたのでしょうか

急いで駆けつけると庭先で横たわる《 ヨスノ 》の姿がありました
そこには一本だけ季節外れの桜が咲いていて
桜の花のように淡く儚いヨスノの最後を弔っているように見えました



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2006-11 赤頭巾村 | 20:00:00 | Trackback(0) | Comments(1)
◆赤頭巾村  ⑦「天の涙」
これで何度目の朝日になるのでしょうか
このまま朝が来ないほうが幸せなのしれない
流星はそう感じ始めていました

流星が広場に向かうと、残った村人全員が無事に集まっていました
いつもなら狼の牙によって誰かが尊い命を失っているのですが
今朝はとても穏やかな雰囲気です

狩人の守護能力によって村人は護られたと言う事なのでしょうか
間違って妖狐を襲おうとして、妖力で防がれたのかもしれません
その答えを知っているのは人狼だけです
今回の事によりいっそう狼は慎重かつ巧妙な行動をしてくる事でしょう
油断はできません


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2006-11 赤頭巾村 | 20:00:00 | Trackback(0) | Comments(1)
◆赤頭巾村  ⑥「心の闇」
流星は布団の中でうなされています
額に汗をびっしりかきながら、短い叫び声を発して流星は目が覚めました
どうやら怖い夢を見ていたようです
それは村人全員が狼に噛み殺されてしまうものでした

朝方に見た夢の事が気になりながら、重い足取りで広場へと向かいました
村人たちはまだ全員集まってきていないようです
連日の異様な雰囲気の中、村人の顔には疲れが見えます
遠くのほうからモァの叫び声が聞こえてきました
村人たちは叫び声がした森の方へと向かいます

血だまりの中に誰かが倒れていました
近づくと体格の良い男性だと分かります
その赤い羽織袴には見覚えがありました

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2006-11 赤頭巾村 | 20:00:00 | Trackback(0) | Comments(5)
◆赤頭巾村  ⑤「長い夜」
重苦しい村の空気の中、今日も朝がやってきました
はたして太郎さんは狼だったのか その答えは今日でるのでしょうか
流星は会議にでるため、重い瞼をこすりながら広場へと向かいました
その道のりの途中にあるお屋敷に人が集まっています
どうしたというのでしょうか
流星はその人混みを掻き分けて屋敷の中を覗き込みました
庭先で誰かが倒れているようです

昨日の会議で活発な意見を出していた《 ヨーロ 》でした
のどを噛み切られたらしく、すでに呼吸は止まっていて体も硬直しています
村で一番の力持ちのヨーロでしたが、狼の牙には勝てなかったようです

流星は昨日の会話を不意に思い出しました
太郎さんがよく動物と遊んでいると言い出したのは、ヨーロだったと言うことを
そのヨーロが狼に襲われてしまった
やはり太郎さんは狼で、ヨーロはその報復をうけてしまったのでは…
流星の頭の中は何がなんだか混乱状態です


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2006-11 赤頭巾村 | 20:00:00 | Trackback(0) | Comments(1)
◆赤頭巾村  ④「混沌そして犠牲」
海斗は赤い頭巾と赤いスカート姿で祭壇に横たわっています
赤い色は村では神聖な物の象徴で、亡くなった人は皆この赤装束を着用します
お祈りが終われば奥にある大きな棺で海斗は静かに眠ることになります
その棺は丸い形をしており金属で出来ています
流星には棺と言うよりは大きな鍋のように見えました

これから狼や狐と戦うべく話し合いをするところなのですが
皆をまとめ、能力を引き出すべく祈祷をしてくれた海斗はもういないのです
しかもこの会議の中に人狼や妖狐そして狂人までもが潜んでいます
誰が能力を授かったのか、誰が狼なのか分からず会議は探りあい状態で始まりました

最初に口火を切ったのは《 モァ 》でした。
まず自分が授かった能力を発表すると言い出したのです
いったいモァはどんな能力を授かったのでしょうか
狼や狐がすぐ傍にいるかと思うと流星は逃げ出したくなるような気持ちです
その不安を押し殺しながら話を聞いています


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2006-11 赤頭巾村 | 20:00:00 | Trackback(0) | Comments(3)
◆赤頭巾村  ③「人狼と妖狐」
海斗は気がつくと見慣れない部屋の中で寝ていました
天井がとても高く、大きなお屋敷のようです
起き上がろうとしましたが頭がクラクラして上手に立ち上がれません
ここは宴の間なのでしょうか周りを見るとたくさんの酒樽や徳利が置いてあります
ここが何処なのか分からずボンヤリしていると廊下の方から声が聞こえてきました

(村人)あっ 目を覚ましたみたいだよ

こちらにパタパタと足音が近づいてきます
その足音が枕元で止まりました

(流星)海斗兄ちゃん だいじょうぶ?

聞きなれた声を聞いて慌てて起き上がりました

(海斗)流星じゃないか どこにいっていたんだ心配したんだぞ

流星から今までのいきさつを聞きました
どうやら海斗と流星は別の村へと飛ばされてきてしまったようです


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2006-11 赤頭巾村 | 20:00:00 | Trackback(0) | Comments(1)
◆赤頭巾村  ②「奉納祭」
海斗は父親似で神主としての素質があり
父親が亡くなってからは祈祷や祭りごとなどは海斗が一人でやっていました。
特に雅楽は父親も顔負けの腕前になっています。
そんな海斗は村の人達から信頼されており慕われていました。

明日に迫った奉納祭の準備で村中が大忙しです
奉納祭は毎年村にて行われている行事で
収穫を感謝し神社に奉納するお祭りなのです
村人は長年継いできた茶道・短歌・弓術などの技を競い
唄や舞いを披露し神社に奉納します。
年を追うごとに他の村からの参拝者も増えていて
村の名物の千社札や破魔矢は生産が追いつかないほどです。


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2006-11 赤頭巾村 | 20:00:00 | Trackback(0) | Comments(1)
◆赤頭巾村  ①「神々が眠る場所」
ある村に《 海斗 》と《 流星 》という 
とてもとても仲の良い兄弟がおりました。
小さい頃に事故で両親を亡くしてしまい
他に頼れる親戚がいない二人は
幼いながらも力を合わせて生活しています。
弟の流星はヤンチャでいつも悪戯ばかり
兄の海斗はまだまだ遊びたい年頃なのにご飯のしたく掃除洗濯
村の仕事などやる事がたくさんあり遊ぶ時間もなく忙しい毎日です。


流星の父親は村で唯一の神職でした。
祭りごとや豊作祈願などは神職の仕事です。
村人から慕われ頼られる事が多く
いつも父親のまわりには村人が集まってきていました。
幼い兄弟は父親の影響もあり神職という職業に憧れを抱いており
自分も大きくなったら父親のような立派な神主になりたいと夢見ていました。
海斗は小さい時に父親の祭式を近くでみていて
ときおり父親から祈祷のやり方なども教わっていました。
海斗は唄や楽器が上手で父親の祭式の時には琵琶や笛の演奏を手伝っていました。
流星はまだ幼く海斗の演奏に合わせて鼓をポンポンッと叩くのがやっとの状態でした。

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2006-11 赤頭巾村 | 20:00:00 | Trackback(0) | Comments(1)
●赤頭巾村 ~ まえがき ~
先日とても不思議な体験をしました
それは『ゲームの中でゲームをする』という体験でした

何言ってるの? 意味が分からない
そんな風に思ったアナタは正しいです

実のところ書いている私自身も意味が分からないまま
そのゲームに参加させてもらっていました

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まえがき・あとがき | 20:00:00 | Trackback(0) | Comments(1)

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